フェイスブックが明かした「動画戦略」の中身 動画タブ、長尺動画、ミッドロール広告…
Facebookは、オンデマンド動画の途中に広告を挿入するテストも行っている。ただし、この機能を利用できるのは数社のメディアパートナーに限られる予定で、ほかの企業に開放されるのは先のようだ。この広告を利用するパブリッシャーは、動画のどこに広告を挿入するか決める必要がある。ただし、動画開始直後の20秒間と、動画が終わる前の30秒間には広告を挿入できないと、情報筋は語っている。
参加者たちの反応
ある出席者は、Facebookによるライブ動画のマネタイズ計画について、「こうした機能がどれほどの収益をもたらすのかは疑問だ」と述べる。「だが、何もしないよりはましだろう」。
一方で、これはFacebookにとって重要なステップだと考える出席者もいる。Facebookは、持続性のある広告モデルをメディアパートナーにまだ提供できていないからだ。
「『注目の動画』機能が、我々全員にとって非常にがっかりする結果に終わったことを(Facebookは)理解している」と、イベントに出席したある動画メディアの幹部は語った。「大きな利益を上げた企業は1社もなかった」
Facebookは今後、このようなイベントを増やしていくだろう。フェイクニュースを排除しつつ、収益源を構築するために、メディア企業との連携を進めているからだ。2月24日のイベントの1カ月近く前には、ニュースパートナーシップ責任者のキャンベル・ブラウン氏が、ニューヨークで記者と幹部を招待して非公開の会議を開く取り組みをはじめたと、BuzzFeedは報じている。
SAHIL PATEL(原文 / 訳:ガリレオ)
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