フェイスブックが目論む「テレビ化」とは?

可能性を見出す広告主

テレビ広告予算を獲得する前に…(撮影:今井康一)

テレビ業界は停滞しているように思えるかもしれないが、ソーシャルプラットフォームが模倣を試みるくらい、まだ十分に利益を出している。

フェイスブックは、ニュースフィードへの広告掲載場所が不足していることから、動画の提供を拡大し、テレビ広告用の予算を呼び込もうとしてきた。だが、そうした取り組みは課題に直面するだろう。

ロングフォーム動画はマーケターの利益になるかもしれないが、ニュースフィードはロングフォーム動画を組み込むのが難しい場所であり、ユーザーはまだフォーマットに慣れる必要がある。さらにフェイスブックは、テレビ広告予算を獲得する前に、質の高いコンテンツへの支出を増やす必要があるだろう。

広告獲得に一層役立つ

この記事はデジタルマーケティング戦略に特化したメディア「DIGIDAY[日本版]」(運営:メディアジーン)の提供記事です

「フェイスブックの存在がテレビに近づけば近づくほど、そうした広告予算を獲得するうえで一層有利になるのは確かだ」と、メディアエージェンシーのグループMでペイドソーシャルを率いるキーリー・テイラー氏は指摘する。

フェイスブックは過去1カ月間に、ロングフォーム動画を優先するいくつかの行動を起こしてきた。アルゴリズムを微調整してロングフォーム動画の表示を増やし、90秒以上の動画に差し込まれるミッドロール広告をテストしはじめた。

また、テレビ広告とデジタル広告を比較するツールをマーケターに提供し、セットトップボックス向けの動画アプリを開発中だと報じられている。ちなみにフェイスブックは、本記事に対するコメントを避けた。

次ページ必要なのはユーザー教育
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • あの日のジョブズは
  • 親という「業」
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
現場に厳しく、幹部に甘い<br>日本郵便・社員大量処分の杜撰

かんぽ生命の不適正販売をめぐって、社員の大量処分が進んでいますが、その現場からは不満の声ばかり聞こえてきます。営業現場に責任を押し付けるのではなく、日本郵便の本社・支社、かんぽが自らの非を認める日はいつ訪れるのでしょうか。

東洋経済education×ICT