民進党の蓮舫代表は、報道によると「ゴルフに興じる首相の姿、誇れるものではない」なとど批判しているようですが、大統領が嫌いなのはわかるとして、バカも休み休みいいなさい。ゴルフばっかりできる仲、というのはすごく気を使ってもらっているという証拠であって、実に結構なことではないですか。ビジネスでいえばこれは満点です。
ゴルフだけじゃない!中身も満点だ
アメリカ人のビジネスマンがゴルフを好むのにはいくつか理由があるんですが、ゴルフをするときには要するに2人、もしくは4人しかいないわけですから、秘密が漏れにくく、何でも話せる環境にあるということが重要です。
嫌いな人とはそもそもそんなシチュエーションになりたくもないですから、当然ゴルフには誘わない。その意味では二人で話をしよう、という意思表示がトランプ大統領から出た、ということが重要なのであって、スコアは関係ありません(笑)。
トランプ大統領とゴルフをしたことのある私の友人によると、彼は間違いなく1ホール70台、調子が良ければアンダーパーで回る腕前だそうです。安倍晋三首相の腕前は「国家機密」だそうですが、トランプ大統領がはるかに上手いのは間違いない。さて、このシチュエーションでの接待ゴルフだったら、こういう人相手に、みなさんならどうします?
そりゃ、ヨイショするでしょ!?「うまいですね~、すごいですね~」、と言うしかありませんから、そりゃ先方は気持ちいいですよ(笑)。それで結果オーライ、ってなもんですよ。
「いや、お前、中身が肝心だ」、と言われるかもしれませんが、正直日本側にこれだけ有利な満額回答が出て来た首脳会談は過去にありませんでした。オバマ大統領の時を思い出してください。木で鼻をくくったような対応をされたではありませんか?
今回は違いますよ。
まず安保問題では「日米同盟はアジア太平洋地域のコーナーストーン」(礎石)という決まり文句が使われており、この時トランプ大統領が、めずらしく記者会見で紙を読んでいたのです。これはこの問題を明確にしろ、と裏から釘を刺されていたということを意味します。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら