「朝」の首都圏大手私鉄、一番速い列車は何か 特別料金不要の優等列車を徹底比較

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トップバッターは東武鉄道。都心に乗り入れる同社の路線は、東武スカイツリーラインと東上線の2つだ。まずは東武スカイツリーライン(東武動物公園―浅草・41キロメートル)から。同線の優等列車には、浅草へ向かう列車と、途中の押上から東京メトロ半蔵門線に乗り入れる列車の2系統がある。

最初に、東武動物公園―浅草間を見てみよう。今回比較の対象とした時間帯で最速の列車は区間快速で、東武動物公園を出ると途中は春日部、北千住、とうきょうスカイツリーの3駅しか停まらないため、さすがに速い。表定速度は57.2キロである。続くのは区間急行で、所要時間55分・表定速度44.7キロだ。

一方、東武動物公園―押上間(39.9キロメートル)で最速の種別は急行で、もっとも速い列車は所要時間50分・表定速度は47.9キロ。ちなみにこれは東武動物公園8時12分発(9時04分押上着)の列車だ。

続いて東武東上線(小川町―池袋間・64.1キロメートル)。朝の時間帯で最速の列車は急行で、所要時間73分・表定速度は52.7キロ。次いで準急が所要時間83分・表定速度46.3キロだ。東上線には急行より速い快速急行も走っており、小川町8時57分発の列車は表定速度62.0キロだ。だが、池袋着が9時59分着のため、今回の調査では残念ながらノーカウント。利用者としてはもう少し早い時間帯に走らせてほしいものだが、ダイヤ編成の都合で無理なのだろうか?

東武は快速>急行、西武は急行>快速

次は池袋線と新宿線の2線が都心に乗り入れる西武鉄道。池袋線(飯能―池袋・43.7キロメートル)は有料の特急以外に快速急行・急行・通勤急行・快速・通勤準急・準急と6つも優等列車があり、急行が止まる駅を通勤急行が通過したり、快速が止まる駅を通勤準急が通過したりと複雑だ。

この中で最速の種別は快速急行で、所要時間50分・表定速度は52.4キロ。以下、急行が所要時間57分・表定速度46キロ、通勤急行と快速が58分・表定速度45.2キロと続く。

西武新宿線(本川越―西武新宿・47.5キロメートル)はもっとシンプルで、有料特急以外の優等列車は通勤急行・急行・準急の3つだ。最速なのは通勤急行で、所要時間57分・表定速度50キロ。続いて急行が所要時間61分・表定速度46.7キロ、準急が66分・表定速度43.2キロの順だ。

拝島線の拝島から新宿線に乗り入れて西武新宿まで走る列車もあり、こちらの走行距離は36.9キロメートル。急行は所要時間53分・表定速度41.8キロ、準急は55分・表定速度40.2キロだ。

ところでお気づきだろうか?東武は快速の方が急行より早かったが、西武は急行の方が上位なのだ。

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