自動車各社、ガラ軽でアジア、アフリカ狙う

軽自動車をどう新興国に売り込むか?

7月19日、日本の自動車各社が軽自動車技術を生かした新興国戦略の構築に動き出した。写真はホンダの軽自動車Nボックス。都内で今月14日撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 19日 ロイター] - 日本の自動車各社が軽自動車技術を生かした新興国戦略の構築に動き出した。先行するスズキ<7269.T>とダイハツ工業<7262.T>に続き、トヨタ自動車<7203.T>がダイハツとの連携を打ち出す一方、ホンダ<7267.T>はアジアへの展開を検討。三菱自動車工業<7211.T>はアフリカ市場に関心を示している。

国内だけに通用する「ガラ軽」規格をどう新興国に適応させるか、部品調達をどう強化するか、など課題は山積みだが、海外販売拡大の決め手として各社の動きが加速しそうだ。

小型車についてはダイハツと連携しながら対応したい──。今月1日、トヨタが名古屋で行った新体制披露会で、新興国事業を担当する伊原保守・副社長はダイハツが持つ技術に期待を示した。新興国市場では初めて車を購入する顧客が多く、安価で、一定以上の性能をもつ車のニーズが高まっている。

新興国戦略として、すでにトヨタとダイハツはインドネシアで協業を進めている。ダイハツが軽自動車「ミライース」の技術を生かして開発した低価格車「アイラ」を完成。トヨタにOEM(相手先ブランドによる生産)供給し、インドネシア政府が決定しているエコカー政策に合致するモデルとして両社で売り出す。

ダイハツの三井正則社長は「グループの中で、ずっと小さな車作りをやってきた我々だからこそ提案できることはたくさんある」と語る。今後の新興国事業についても「我々がこの国にこんな商品を、と独自に進めていくことはない」と明言。トヨタとの連携の中で進めていく考えを示す。

三井社長は、トヨタが事業拡大を狙っている新興国の中には「アイラ」よりも、さらに安い車を必要とする国もあると指摘。トヨタには「ダイハツが自ら安い部品をみつけ、評価し、トヨタの品質に見合うものをぜひ作ってほしいと期待されている」と語る。

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