高校受験、大体の人はリスニングが盲点だ 直前対策でしっかり結果を出せる

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実践トレーニング

次に、実践的な「リッスン・アンド・リピート」のトレーニングを紹介します。英文を聞いた直後に同じ英文を声に出す方法です。

〈1〉CDの音声を聞き、英文を記憶します。

CD:Hello. May I help you? (ここで音声をポーズします)

〈2〉記憶した英文を声に出して読みます。

あなた:Hello. May I help you?

上記のように1文ずつポーズをしつつリッスン・アンド・リピートの練習をしてみましょう。1日に5~10分程度、入試問題の1問分だけでも構いません。これを入試まで続けることにより、英文を聞いて理解する力が確実に身に付くはずです。

「声に出すこと」は、「聞き取る力を伸ばす」ために非常に重要です。その理由は、「自分で発音できる英文」は「聞き取りやすくなる」からです。

英文を読み、文字と意味をひもづけ、さらに文字と意味と音を三位一体のパッケージにすることが、リスニングだけでなくリーディング(読む力)の力も同時に伸ばすことになります。

試験本番と同じ状態でルールづくりをしておく

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さらに、問題を解く練習だけでなく、本番の出題形式に沿った「予行演習」は非常に重要です。英語力以外の部分の練習もしっかりとしておきましょう。

自宅でも、入試と同じように、問題用紙と解答用紙を用意し、本番と同様の時間を設定してテスト問題を解くという練習を必ず繰り返してください。

その際、「自分のルール」づくりを意識しましょう。「問題用紙と解答用紙の配置」、上記の「音声を聞いている間に素早くメモを取る」など自分のルールを決めておき、本番でも同じようにできるようにすることがポイントです。

あと少しの期間ですが、春に花が咲きますよう、毎日着実に学習を積み重ねていってください。

(構成:山岸美夕紀)

濵﨑 潤之輔 大学・企業研修講師、書籍編集者

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はまさき じゅんのすけ

早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、大手証券会社での勤務を経て、神奈川県にある大手学習塾の専任講師となる。2004年に独立し、自身の塾で小学生や中学生を対象に受験対策の指導経験を積む。現在は、全国の大学で講師を務めるかたわら、ファーストリテイリングや楽天銀行、SCSK(住友商事グループ)、エーザイといった大手企業でもTOEICテスト対策の研修を行う。著書に、『中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本』(かんき出版)など。

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