生還したグローバルエリートの挑戦
幸い私はまだ生きており、どうやら今回は脳も大丈夫なようだ(元から狂っているとのご批判が編集部に寄せられているのだが)。
私はものの数時間前に大流血に見舞われたこの期に及んでこのコラムを書きつづり、30分休んだ後、性懲りもなくコロッセウムに行ってくる次第である。母は安静にして、すぐ旅行とりやめにして病院に行こうと言っているが、なんか大丈夫な気がするので、このまま引き続き、世界各地への突撃取材を続けたい。
ただ気になるのは、これを書いている今、数分ごとに目の前が一瞬真っ暗にシャッターが下りることだ。
ひょっとすると、このコラムが別れのコラムになるかもしれないわけだが、これは本当に体験しないとわからない感覚なのだが、いついきなり終わるかもしれない命、一度限りの奇跡をぜひ、「東洋経済オンライン」の読者の皆様(ただし、他経済誌も読まれている方は除く)と共に思う存分、満喫したいものである。
今回のコラムの教訓として、月並みだがしばしば忘れがちな真理を強調しよう。本当に人生はいきなり終わるかわからない。周りに決められた生き方ではなく、自分のやりたいことをやって、それが人様の役に立ち、そして大好きな人に囲まれて生きるのが、グローバルに働こうがローカルに働こうが、多くの人間に共通する、最大の幸福だということである。
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