「いきなり!ステーキ」は弁当も非常識だった 肉の柔らかさ、ソースを忠実に再現
コンビニ業界の再編で注目が集まるコンビニ4位ミニストップが、思い切った商品を発売した。12月27日現在、国内116店舗、ニューヨーク支店のオープンにもリーチがかかる、絶好調のいきなり!ステーキ(以下、いきステ)とのコラボ弁当である。
商品は、「いきなり!ステーキ監修」と銘打つ「アンガスビーフステーキ重」(798円)、「ワイルドビーフハンバーグステーキ」(598円)の2種類の弁当と、ハンバーガー、おにぎり、スパゲティなどだ。
12月13日に発売され、週末を挟んだ出足は「米飯・デリカ・総菜パンのカテゴリー全体で、昨年のキャンペーンに比べ売り上げが104%増。売り場全体の活性化につながっている」(ミニストップ広報担当 山盛雅美氏)という。現時点では、ハンバーグとハンバーガーの売れ行きが非常によいとのことだ。グルメバーガー人気が世間で高まっていることもあるだろう。今回の商品は期間限定で、少なくとも年内は販売される予定だ。
いきステの看板メニューを厳密に再現
商品の特徴は何と言っても、いきステの看板メニューを厳密に再現したこだわりの味である。見た目のボリューム感も本家に負けていない。そのほか、本家のメニューにはないハンバーガー、おにぎり、スパゲティも、この時期にしか食べられない「企画限定商品」としてプレミアム感を添えている。
肉ブームを背景に、ユニークな戦略で業績を伸ばすいきステとミニストップのコラボは、今までになくキャッチーに思える。ただ、コンビニ再編を意識しているかといえば、「そうでもない」というのが本当のところのようだ。
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