JR我孫子駅名物「唐揚げそば」に隠された秘密

山下清ゆかりの「弥生軒」人気メニュー

我孫子駅1・2番ホームにある弥生軒6号店。こちらに山下清さんの看板がある

実は弥生軒を訪れるのは、これが初めてではない。5年ほど前に初めて来て以来「青春18きっぷ」の時期に何度か食べに来ている。今ではすっかり駅そばにも慣れた。

いつも頼むのは、唐揚げ2個入りそば。現在の価格はこれで540円。手際よく作られた唐揚げそばは、30秒ほどで出てくる。唐揚げはずっしりと重いが、衣がサクサクとして中はやわらかい。つゆに浸っていくうちに、衣に味がしみていくのがまた美味しい。

ちなみに唐揚げは1個140円。単品で頼むと、唐揚げの入った丼につゆをかけて出してくれる。取材中も、男子高校生達がそれを頼んでいた。我孫子駅は東京のベッドタウンのイメージが強いが、ここは前述したような友達との社交場としての役割も果たしているようだ。

そばの唐揚げは「今が最大」

弥生軒の社長・植先和基さんに、一緒にお蕎麦を食べながらお話を伺った。

――まず目につくのが唐揚げですが、どうしてこんなに大きいんですか?

弥生軒3代目社長・植先和基さん。25歳頃から弥生軒で働き始め、現在56歳

「もともとうちは弁当屋で、駅そばは2代目(父)が始め、平成の初め頃に唐揚げを出すようになりました。当時から大きかったようですが、お客さんに大きい大きいと感心され、むしろ小さくできなくなり、今現在が最大となっています(笑)。店内にある見本の写真も実は小ぶりなものを乗せています。大きい分にはお客さまも満足してくれますので」

――確かに写真より実物の方が大きいです(笑)。最初見た時は、かなり驚きました。食べきれるか不安だったんですが、意外といけてしまうものですね。

「味には自信を持っています。近くに自社工場があり、そこで数時間おきに揚げたてを持ってきます。15時過ぎくらいが工場で揚げる最終時間。売り切れていたらすみません。麺もつゆも、すべて自家製なんですよ」

こちらの弥生軒は全部で4軒。我孫子駅ホーム1・2番線に2軒、4・5番線に1軒、天王台駅に1軒ある。出しているものは同じだが、それぞれ営業時間は違うようだ。

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