眠るな危険!乗り過ごしたら大変な通勤列車 気付いたら隣の県や山の中・・・

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

だが、津から2駅先の高茶屋駅で快速の通過待ちのため9分停車、多気で時間調整のため24分停車とのんびり走るため、ウトウトしながら「まだ、ここか……」なんて思って熟睡してしまうと、新宮まで運ばれてしまう危険性がある。新宮着は22時41分。折り返しの列車は熊野市までしかない。出発時間帯が早く、熟睡する可能性が低いことから危険度は「C」判定。だが、乗車の際は注意していただきたい。

JR九州の鹿児島中央18時46分発延岡行の列車も危険だ。隼人あたりで下車するつもりでこの列車に乗り込み、熟睡してしまったら、都城、宮崎を通って、宮崎県の延岡まで運ばれてしまう。延岡到着は23時17分。折り返そうにも反対方向の列車は全て終了している。こちらも早い時間に出発するが、新宮行の列車よりも長距離を走るため、危険度は「B」だ。

気付いたら本州の西端だった・・・

岡山を16時17分に出発する下関行の列車は、途中駅の広島を19時14分に出発する。この列車の下関到着は23時50分。熟睡すると取り返しがつかなくなる。眠気がMAXの時、目の前に停車している列車に乗りたくなる気持ちはわかるが、その後の列車は広島からおよそ12キロメートル先の五日市止まりや、40キロメートル先の岩国止まりの列車。目的地が広島-岩国間にあるなら、およそ200キロメートル先まで連れて行かれてしまう危険があるこの列車を避けて、次の列車を待つのが賢明だろう。

次ページ軽く飲んだ後一眠りしたら、あの観光地だった
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事