柳井氏も孫氏も!経営者に中間子が多い理由

「きょうだい構成」で伸びる褒め方は全然違う

ちなみに、人間関係の達人で独立心旺盛な中間子は、実は起業家や政治家に多いのが特徴的です。ユニクロを展開しているファーストリテイリングの柳井正会長兼社長、ソフトバンクの孫正義社長のほか、政治家では、田中角栄、中曽根康弘、小泉純一郎、村山富市など、歴史に名を残した首相を始め、現在の安倍晋三首相も中間子。そこで調べてみると、なんと歴代首相の約半数が中間子だったのです。つまり、承認欲求がうまく満たされる環境においては、とてつもないリーダーシップを発揮すると言えましょう。

一人っ子には仕事に裁量を持たせるのがコツ

一人っ子は、中間子とは反対の性質を持っています。きょうだいと親の愛情を取り合った経験がないので、とにかくマイペースで天真爛漫、そして周囲の思惑や人間関係に鈍感です。素直でまっすぐな性格なので、コミュニケーションの基本は、「言いたいことははっきり言う」でOK。ただし、自分が納得できないと動かないので、やる気を引き出すのは至難の業です。仕事を頼むときは、期限や方向性を指定しつつ「やり方はまかせる」と、裁量をある程度持たせるのが効果的でしょう。叱るときも、「何が悪かったと思う?」と自分で答えを出させましょう。ひとたび納得すれば素直に行動を改めるはずです。

 

もちろん、ここまでご紹介してきたことは、あくまで筆者による1つの傾向分析です。

『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

個別の家庭環境やその他の要因によって、実際のきょうだい構成とここでのきょうだい型が必ずしも一致しないこともあると思います。また、こうしたタイプ分けをすることによって、かえってそれぞれのタイプ間での隔たりを生んでしまうのではないか、という批判もあるでしょう。

しかし、コミュニケーションとは、まずは自分と違う考え方をする人がいることを知り、認めることから始まります。「あの人はなぜあんなことを言うんだろう」「考えていることがさっぱりわからない」「どうも気が合わない」と苦手意識を持っていた背景には、相手との「きょうだい型」の違いが原因かもしれません。ぜひ、職場でのコミュニケーションに役立ててみてください。

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