柳井氏も孫氏も!経営者に中間子が多い理由

「きょうだい構成」で伸びる褒め方は全然違う

さて、職場で同僚や部下、上司を、この4つのタイプのいずれかに当てはめた場合、どのようなコミュニケーションが効果的なのでしょうか?

まずは長子。親の期待を背負い、弟や妹を導いてきた長子は、責任感が人一倍あります。面倒見がよく仕切りたがる“生まれながらのリーダー”であるため、自分に厳しくまじめですが、ついつい「自分がやったほうが早い」と仕事を抱え込みがち。部下が長子の場合は、担当している仕事の量が適切かどうか、注意が必要でしょう。小さい頃から親や弟妹から頼られてきたので、何かをお願いするときは「頼りにしているよ」のひとことが効きます。ただし、何かしてもらったら、必ず「助かった」「ありがとう」の一言を忘れないようにしましょう。「親しき仲にも礼儀あり」がポイントです。

長子は「イジられること」が大嫌い!

一方で、大の苦手は人前で“イジられる”こと。誇り高くまじめなので、冗談とは分かっていながらも「こんなことを言われてしまった」と密かに落ち込んだり、怒り出すこともあります。

次に、末子です。幼い頃から一家のムードメーカーとして過ごしてきたため、楽しいことが大好きな平和主義者です。一方、「誰かが何とかしてくれる」という強い信念があり、決断や責任を避け、のらりくらりとかわし続ける傾向があります。世渡り上手で、自分の利益にならないことはしたがらない。そんなドライな末子にやる気を出させるには、「ごほうび作戦」がいちばん。「このプロジェクトが終わったら、みんなで飲みにいこう」「今度ランチおごるからさ」という、“馬にニンジン作戦”が、まさかのクリティカルヒットなのです。要領はいいので、その気になればサクサク仕事を進めるでしょう。

しっかりものの長子、ちゃっかりものの末子に挟まれた中間子は、やや複雑です。家庭内で親の“愛情のエアポケット”にはまりがちだった経験から、気配り上手な一方、自分が回りからどう思われているのかに非常に敏感です。

中間子とのコミュニケーションでは、「あなただから」という全面承認が基本。頼むときは「あなたしかいない」、叱るときは「君ならもっとできるはず」、慰めるときは「君のせいじゃない」が効くでしょう。

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