お年寄りほど「SNSの本質部分」を知っている 使っていないから知らないわけではない

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そんな非常にハードともいえる時代の待ち合わせに便利だったアイテムが「黒板の伝言板」です。駅など待ち合わせに利用されやすい場所には、ほぼ設置されていました。「先に行くね」「今日は中止!」「あの店で待ってます」……そんなメッセージを書くために黒板が使われていたんです。

今ではすっかり見かけなくなりましたが、人と人を結び、その結び付きを強める、あの「黒板の伝言板」は間違いなくSNSでした。

私の場合は東京の渋谷駅、東急東横線の改札前にあった伝言板、通称「東横ボード」にはずいぶんお世話になりました。学生時代、「飲み会の店はココだよ!」というお知らせは、東横ボードに書かれていたのです。

実は今でも現役で生き残っている伝言板があります。岩手県「JR盛岡駅」新幹線改札の中に設置されている伝言板です。全国を行脚している私ですが、これくらいしか知りません(流石にもうラクガキ帳みたいになっていますが)。「うちの近所には、まだ現役で活躍している伝言板があるぞ」という方は是非コメント欄で教えてください。出張で訪問したときに見に行きたいと思います。

「探しています」の貼り紙

黒板の伝言板は見かけなくなってしまいましたが、今でもなんとか生き残っている「昔ながらのSNS」は、ほかにもあります。たとえば、いつぞやの秋、私の自宅近所で見かけたコレも、間違いなくSNSでしょう。

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