日本株は12月6日あたりがいったんピークか

これから相場のカギを握るのは銀行株

儲かっている人は、いったん売った方がよいのだろうか(写真:Dragon Images / PIXTA)

はやいもので、もう12月を迎えようとしています。これから12月の年内はイベントがたくさんあります。まず11月30日の石油輸出国機構(OPEC)総会を皮切りに、米11月ISM製造業景況指数や米11月雇用統計などの米経済指標、12月4日に開催されるイタリアでの国民投票、12月8日の欧州中央銀行(ECB)理事会、そして12月13-14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)と続きます。

株式市場にしても、為替市場にしても、上記のイベントのいずれかをきっかけに、今の相場基調が変わる可能性が高いので、どれもこれも重要です。主なものをみていきましょう。OPEC総会では産油国による減産合意に至っても至らなくても、原油相場にインパクトがあるのは一瞬だけでしょう。そもそもOPEC総会に何を警戒するのか、よくわかりません。

12月以降、いったんドル高は終了も?

一方、上記イベントの中では、意外と注目されていない欧州中央銀行(ECB)理事会に着目する同僚のある優秀なアナリストもいます。何に注目しているのでしょうか。要約すればこうです。欧州は経済低迷で米国とは異なる環境にあるにもかかわらず、トランプ相場のあおりを受け長期金利が上昇している。それをECBがどのようにコントロールするのかどうか、ということです。

私はそれを聞いて、納得しました。というのも、ドル円相場は12月6-8日あたりに基調に変化が起きやすい日柄のタイミングを迎えるからです。それまで円安基調が続くのか、そこまで円高方向へ調整が起きるのかはわかりません。ドル円相場が直近付けた高値が1ドル=113.90円。それを上回る円安になると116円前後まで強いフシはないように思っていますが、あと1週間ほどで果たしてそこまで円安になるのはどうだろうか、といった感じもします。

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