「貧困と無縁」な母子家庭ゆえの苦悩もある

「キャリア系シングル母」3人の壮絶なる闘い

そんな世間の偏見と闘ってきた百合さんですが、現在は前向きな気持ちで生活できているそうです。「育児には終わりがあります。2人の子どもはもうすぐ私の手を離れ、私は自由になります。もう1度自分の時間が来ると思うと、楽しみで仕方ありません」(同)

さて、ここまで3人のシングルマザーたちの生き方を見てきました。母子家庭という言葉には「貧困」のイメージがまとわりつき、実際、貧困に苦しむケースが多いことは深刻な問題です。しかし、今回の取材を通して、すべての母子家庭がそのイメージに当てはまるわけではなく、しっかりとキャリアを築いて、経済的に自立した家庭もあることを再認識しました。しかし、キャリアを積もうとするがゆえに、特有の悩みにも直面することになります。

それでも、どの女性も「自分の選択は間違っていなかった」と胸を張り、たくましく仕事と子育てを両立していました。

女性が職を持ち続けることの大切さ

現在、結婚や家庭のあり方が多様化しています。今や「家族とはこうでなくてはならない」という、決まった形はありません。また、人生は予想不可能。いつ何があるかわかりません。

離婚をしなくても、夫との死別や、夫が病に倒れて働けなくなる可能性もあります。女性がライフステージのいかなる変化にも左右されずに、働き続けることがいかに重要か、再確認しました。

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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。