日本のBuzzFeed人気を支える6つの秘密 来日した創業者が語ったこと
2. 笑える簡単な動画で、シェアを量産
バズコンテンツのアイデアの基礎は、動画コンテンツの前身であるフラッシュ動画で当時笑える簡単な動画を作っていた、BuzzFeedのエンターテイメントグループのプレジデント、ズィ・フランク氏によって生み出されたという。こうして当時のペレッティ氏は、シェアによって情報がたくさんの人に伝わることを発見した。
現在は月間70億ビューにまで成長している同メディア。エンゲージが生まれるとき、どういった人間的な理由があるのか、データから読み解くことに、技術面の投資をしているという。
コンテンツのバランス
3. グローカルな視点のコンテンツを
英語圏のオーディエンスではないにも関わらず、BuzzFeed Japanは海外のほかの支社に比べて、急激に成長している。グローバルに応用できるコンテンツと、その地域でしか理解されないコンテンツのバランスを大切にしていることが、成功要因のひとつだ。また、地域のコンテンツをグローバルに展開できるネットワークをすでにもっていることは大きい。
月間4億人にリーチしている、BuzzFeedのバーティカルメディア、Tasty(テイスティ)もTasty Japanのローンチで世界中の和食ファンを惹きつけており、BuzzFeed Japanの規模拡大を助けている。動画だけでなく、自由な結婚の権利やLGBT問題についていち早く取り上げ、硬派なニュースにも積極的に取り組んできたことも成果に繋がっている。