ケンタッキー、調理を「見せる」新型店 “こだわり”強調、マックやコンビニに対抗
ケンタッキーフライドチキン(KFC)を展開する日本ケンタッキー・フライド・チキン(日本KFC)が、6月6日から“新型店舗”を出店する。
同社は6月5日、東京ドームシティ(東京都文京区)内の商業施設・ラクーア内にオープンする「KFC東京ドームシティラクーア店」を報道陣に公開した。調理工程を「見える化」したオープンキッチンを備えた新型店舗、が最大のウリとなっている。
東京ドームシティに調理工程「見える化」した新型店
実際に、同店の客席からは、フライドチキンが調理される工程を逐一見ることができる。
まずはチキンを牛乳と卵の液に浸し、その後に創業者のカーネル・サンダースが考案した11種類の秘伝のスパイスと小麦粉をチキンにまぶす。まぶし方にもポイントがあり、底からすくい上げるように全体にまぶした後、力を入れてチキンをプレスする。余分な粉を落とした後、185度に温度を上げた圧力釜で15分ほど揚げる。
下ごしらえから、チキンが揚がるまではおよそ30分。一連の調理は、日本国内では「COMライセンス」という同社の社内認定資格をもった6000人しか行えないことになっている。
同社では今回オープンする新型店舗を使って、親子連れや学校向けなどを対象に、調理方法の解説やキッチンの見学ツアーなどさまざまな体験型イベントも実施する予定だ。
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