カーネルおじさん、LINEを席巻

スタンプ欲しさに440万人登録

白いスーツに、白いヒゲ、黒ぶちメガネをかけたカーネル・サンダースは、誰もが知っている「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」の創業者だ。この「カーネルおじさん」が泣いたり笑ったり、ほかでは見せない表情をするスタンプが、400万人以上の登録ユーザーを呼び込んでいる。

テレビ見ないスマホ世代ターゲット

利用者数が1億人を突破したLINE。外食企業でもマーケティングツールの1つとして活用する企業が増えている。その中でもKFCは、ローソンやコカ・コーラに次いで登録ユーザー440万人以上(2013年1月末時点)を数え、企業の公式アカウントでは3位につけている。

KFCを展開する日本ケンタッキー・フライド・チキンは、若年層をターゲットにした割安なランチセットの割引キャンペーンを告知するため、昨年10月末からLINEの利用を開始した。LINEはテレビCMよりは安いが、1回のメールを送るのに、無料のSNSと異なり高額な費用負担を要する。

しかし、SNSマーケティングを統括する干場香名女・経営企画チームマネージャーは「LINEは、テレビをあまり見ずに、スマホを活用する世代へ直接、かつ迅速に届くのが魅力的」と語る。

ブランドを強化するため、カーネルおじさんのスタンプは、アニメ風、劇画風などいくつかの候補の中から、親しみやすいデザインを採用した。さまざまな感情を表現するカーネルおじさんのスタンプを求めて登録が一気に拡大し、開始からわずか1週間で登録ユーザーが200万人を突破した。

次ページクリスマス商戦はいま一つ
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ドラマな日常、日常にドラマ
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
コロナでもブームは過熱中<br>不動産投資 天国と地獄

家計のカネ余りを背景に、マンションやアパートなどへの投資熱は冷める気配がありません。しかし、不動産投資にリスクはつきもの。先行きが見通せない状況で、何が優勝劣敗を分けるのでしょうか。現場の最前線を追いました。

東洋経済education×ICT