詳しく紹介できませんが、富士山関連の銘柄は春号でも50社以上あります。読者のみなさんも春号で見つけて、夏号にどんな銘柄が富士山関連になるかを連想してみては、いかがでしょうか。
今回のコラムでは、ひとつだけ関連と思われる紹介します。ウォーターダイレクト(2588)です。同社は、富士山天然水を製造、販売しています。『会社四季報』春号で業績や財務、株主、およびコメント欄などを見ておいてください。ほんの5分程度見ておくだけで、魅力ある会社かどうかがわかります。
また、富士山は、シーズンになると、およそ30万人が登山するそうです。世界遺産に登録されれば、その数はさらに増えるでしょう。反面、環境破壊への対策なども急務の課題となります。ここから、みなさんの連想力を発揮して、銘柄を発掘していただきたいです。
さて、6月2週目になると、いよいよ14日に向け、まさに本当のカウントダウンの時期です。3日には、『超速報!『会社四季報』夏号で見つけた驚きの銘柄』が発売になりました。『会社四季報』夏号の速報情報に、話題が移ってきました。ですから、7日くらいまでの相場は、一部で「四季報先取り相場」になるかもしれません。また、6日には、欧州ECB理事会が予定されています。欧州の財政問題が再燃するなら、外国為替が大きく変動し、日本の株式相場にも影響を及ぼします。さらに7日は、米国雇用統計が公表されます。どちらも、注目度抜群のイベントです。週末ですから、週明け10日からの株式相場に影響するはずです。
10日になれば、週末の四季報発売日まで残り4日となります。10日は、日本銀行の政策決定会合が始まる日でもあるので、株式相場は神経質な値動きになりそうです。この時期は、四季報・春号と正面から向き合う最後の期間です。もちろん、折に触れて、過去のバックナンバーをひもとく作業は不可欠ですが、まずは、「しばし別れ」の時期が訪れます。この時期を大切にしたいです。この時期こそ、多くの投資家が見逃しがちな部分を丹念に拾っておくことが、まもなく始まる「四季報夏号相場」で初陣を勝ち取る極意です。その極意のひとつが矢印です。
このコラムでも、すっかりおなじみになりましたが、矢印は、「予想営業益の前号比の割合」を表したものです(詳細は、バックナンバーでご覧ください)。
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