たとえば、5月に盛り上がったといえば、富士山の世界文化遺産の登録の話題ではないでしょうか。まずは、こうした大きいテーマを『会社四季報』で探ってみます。ほかの大きなテーマでは、たとえば、国を挙げての政策、いわゆる国策が挙げられます。国策には、現在では、「復旧・復興」「アベノミクス」「三本の矢」「成長戦略」「TPP」などが投資家のみなさんにも、おなじみですね。
『会社四季報プロ500』も活用しよう
ここで、ヒントがあります。『会社四季報』の姉妹書というべき別冊があります。『会社四季報プロ500』です。このコラムでも紹介して、とっておきの活用法を紹介しました(活用例は、バックナンバーをご覧ください)。
さて、この『プロ500』には、株式市場で今後、話題になるテーマを12個取り上げています。便利なことに、テーマそれぞれについて、関連する会社を紹介しています。つまり、株式投資の初心者でも、株式市場でこれからにぎわうであろうテーマと、それに関連する銘柄を知ることができます。そこで、こうした材料や話題、テーマを基に『プロ500』春号で株価を確認する作業を、済ませておきたいのです。ここで、確認することは、株価が動いていないか、つまり、反応していないかということです。反応していても、反応度合いが十分でなければ、まだ上昇余地はあります。
さて、5月のテーマなら、「富士山世界遺産登録へ」のニュースではないでしょうか。6月下旬にも登録される見込み、というニュースが5月はじめの連休に伝わりました。株式市場では、関連銘柄が出来高を伴って上昇しました。
クールジャパン(かっこいい日本)の世界発信のひとつとして、話題性は群を抜いています。それだけ富士山は、誰もが大好きな山です。「一富士、二鷹、三なすび」という縁起物の筆頭にもなっています。
もちろん、投資家なら誰もが、富士山登山者が世界中から押し寄せるなら、業績急上昇はどこの会社なのかを連想します。まず、富士急行がすぐに浮かぶはずです。ここで、見逃してはいけないことがあります。四季報・春号には、すでに富士山世界遺産の記述がしっかりとあるのです。春号発売時点の株価から、短期2カ月で2倍高となりました。
ここで、勝ち逃げるコツがあります。それは、四季報・春号のコメント欄の記載のうち、まだ大々的に公表されていない内容を探してみることです。今の例でいえば、春号発売時点で、富士急行を購入して、世界遺産登録を待っていれば、大的中となりました。
例年、世界遺産登録は6月ごろ公表されますので、ニュースはそのちょっと前に出るということですね。こうした作戦を果敢に実行したなら、成功した、というわけです。
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