多少の高い低いはありますが、大体、時給1万円です。医師であればどんな仕事でもこれくらいが平均となり、専門性が高い先生や大学の教授クラスになるともっと高い時給になることもあります。
では、医師はどのようなアルバイトで、そんな高い時給をもらっているのか?
さまざまなアルバイト形態がありますが、大きく分けるとの次2つがあります。
1.日中での外来対応
2.夜間の当直対応
1日働いて8万円
日中での外来対応については、初診の患者を診たり、自分の得意科目による専門外来を持ったりします。通常午前中のみか、丸1日になります。午前中のみであれば1万円×4時間くらいなので、給与は4万円。1日だとおよそ8時間で8万円となります。一方、夜間の当直対応というのは、常勤医師が手薄になる夜から朝にかけて、主に病棟における患者の急変に対応する役割で、患者の急変がなければ当直室で就寝が可能です。相場はおよそ1晩で4万円。これも見方によったら高い給与ですね。
もちろん医師には高度な専門性があるため、アルバイトであっても高いのは当たり前。一般人の素人バイトと比べるのが失礼な話かもしれません。ただ、高すぎるという議論も一方ではあるのが現状です。
週5日のアルバイト生活で年収2000万円!
弊社でお付き合いのあったある女性の医師から、子育てがひと段落したということで、今、取り組んでいるアルバイト以外に、ほかにも仕事を紹介してほしいという相談を受けました。子どもが小さいときは週2回のアルバイトのみだったのですが、その後、「あと1日」「あと1日」とアルバイト先を増やした結果、月曜日から金曜日までの毎日を、日中勤務のアルバイトだけでこなすということになりました。
先ほどお伝えしたように、医師のアルバイトの時給は1万円が平均。
1日のお給料は8万円ですから、これを年間に換算すると
8万円×月4回×12カ月=384万円
これが週5日ということなので、年間に直すと1920万円。残業代を入れると2000万円になったということでした。
んんん?? なんだかおかしくないですか?
週5日、常勤で勤務しても2000万円稼いでいる方はかなり少数です。勤務医の平均給与は第2回目のコラムでもお話ししたとおり当直を含めても1500万弱。当直もしないアルバイト医師が勤務医の3割も多い年収になってしまうということが起きてしまいました。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら