富士山&三浦フィーバーで潤う企業はどこ? ゴールドウイン、アウトドア支援で大車輪

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ザ・ノース・フェイスはゴールドウインのアウトドア基幹ブランドだけあって、エベレストのような世界の最高峰に登山するためのヘビーユース向けシリーズから、街中でのランニングや旅といったタウンユース向けのシリーズまで、幅広いラインナップを含む。

今回、三浦氏のエベレスト登頂に当たってゴールドウインが提供したのは、ザ・ノース・フェイスの中で「SUMMIT(サミット)」と呼ばれるシリーズ。厳冬期の登山など最も厳しい条件下でもしっかり体を守り機能することを目的に作られた、文字どおり“頂上製品群”だ。

三浦氏が登頂時に着用していた赤いヒマラヤンパーカをはじめ、マウンテンジャケット、マウンテンパンツ、アンダーウエア、ハット、バックパック、テント、スリーピングバッグ、アプローチシューズなど、合計200点以上のアイテムを三浦氏や三浦氏の二男の豪太氏ら遠征メンバーに提供している。

一方、同じ山岳地帯での活動向けでも、UTMF(ウルトラトレイル マウントフジ)など過酷なロングレースに使われるのが、ザ・ノース・フェイスの「PERFORMANCE(パフォーマンス)」シリーズの中にある「トレイルランニング」向け製品群だ。

人気ブランドの裏にエベレストでも使われる信頼感

富士山麓の1周161キロメートルある山岳地を春季に1昼夜かけて走破するUTMFでは、昼間は半袖や半ズボンで走るにしても、夜間は携帯性に優れたジャケットを着用するなどして、体温調整を図らないと乗り切れない。

そこで、ザ・ノース・フェイスでは、UTMF向け推奨製品として、防風性、透湿性、コンパクト性に優れた、超軽量の素材を使ったジャケットなどを用意している。

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