男がスポーツセダンに今、「あえて乗る」意味 クルマもファッションもスタイルが大事だ

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

小川:たとえば男性がAMGで迎えに行ったとして、その価値がわかる人ってどのくらいいますか?

芹名:もちろん私はわかりますけど、周囲の同年代の女性はほとんどわからないと思います。

森口:仮に10人に1人だとして、残りの9人はそういう文化に触れたことがないから価値がわからないという可能性もありますよね。もしクルマ文化に触れたらこっちのほうがいいと感じてくれる女子は、潜在的にどのくらいいるでしょう?

芹名:少なくとも、半分ぐらいはわかってくれると信じています。

サトー:レストランでもホテルでも、経験したことがないと興味がないけれど、そういう世界を知ったら好きになるということはあり得ますよね。というか、あってほしい(笑)。

森口:クルマって本当は知的好奇心と結びついているから楽しいですけど、そんなにギラギラしてなくていいじゃん、ギラギラしていないほうが人間として上、みたいな風潮が蔓延している気がするんですよね。

芹名:クルマだけじゃなくて、なんでもそうじゃないですか。食事に出かけるにしても、そんなにいいものじゃなくても、安くて楽しければそれでいいじゃん、みたいな。

小川:楽しければいいじゃん、というのはお店の雰囲気やスタッフの対応がいいということ?

芹名:そこまで深くこだわっていなくて、安くて気軽に食事できればそれでOKというか。

森口:3万円のレストランに連れて行かれても必ずしも大事にされているとは思えない、金にモノを言わせているだけじゃないかと思う女子は増えているように感じます。

芹名:ちょっと警戒するかもしれませんね。

無数にあるけれど、運転する価値があるものは少ない

小川:そこに男と女のコードの違いというか、ギャップがあるんです。ちょっと話がそれますが、三つ星レストランが何のためにあるかというと女性を口説くためなんですね。それ以外に目的はない。三つ星レストランはカップルが恋を成就させるための場所で、お店の人もそれをわかっていて男性を立てようとする。だから男の人はレストランの人をうまく使わなければいけないんですけど、言いたいのはそれを知らずに付いて行く女性の存在。それを理解して行くべきなのに。

森口:三つ星はそれだけの覚悟をしないと付いて行っちゃいけないんですね。知らなかった。

次ページ価値観を共有したい
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事