橋下氏の“二枚舌”批判に安倍氏はどう応える? 歴史修正主義のコストは20兆円?!

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グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれている。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを縦横無尽につづる。
橋下氏は自身の発言で窮地に追い込まれる中、自民党の歴史認識を二枚舌だと批判した(写真:ロイター/アフロ)

「ええっ、原爆が神の懲罰? 嘘やろこんなアホな記事、いくらなんでも書かへんでしょ、これ!!」

「橋下さん、慰安婦は必要だったって、これほんまに言ったワケ?」

最近、歴史認識をめぐる報道でにぎわっているが、私はその数週間前にヘイトスピーチにモノ申す、など歴史ネタを炸裂させていたので、“数週間、時代を先取りしてしまったな”などと思いながら参戦を控えていた。だが、5月26日の橋下徹氏の外国人特派員クラブの記者会見などで世間の関心が高まっているので、またしても歴史問題にフランスの彼方から参戦させていただこう。

結論から言うと、韓国の愚かなコラムニストや、安倍氏や橋下氏および新大久保のヘイトスピーチに代表されるような、世論の大勢を反映しない無神経な人の発言だけがメディアで大きく取り上げられて、両国関係が悪化しているのが残念だ。両国には日韓の友好のために尽力している立派な方もたくさんいるのに、なぜスポットライトを当てるべき人がいつも間違っているのだろうか。

そこで本日は、日韓友好が維持されなければ仕事があがったりなグローバルエリートが、どこの国にもいる声の大きい愚かな人はさておいて、両国関係のあるべき方向性をグローバルな視点で書きつづりたいと思う。

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