中国の曲がり角、女子の「結婚観」に変化発生 将来的に社会、経済に影響も

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ネット企業で働く29歳のウー・ジンジンは、「ふさわしい相手」が見つかるまで結婚する気はないという(写真:Gilles Sabrie/The New York Times)

リュウ・ツェンフェンは25歳で結婚した。その後、一般的な家庭と同様に子どもをもうけ、住宅や家具、玩具などを購入してきた。

娘のサン・ツォンペイは現在28歳だが、母親とは別の道を歩んでいる。サンは北京にアパートを借りて二人のルームメイトと同居し、仕事に集中している。今のところ、結婚や出産については考えていない。「いま私にとっていちばん大切なのは、自分を成長させることだ」とサンは言う。

高い教育を受け、力のある女性が増えている

結婚する中国人の数は減少しており、それは中国の経済・社会生活に大きな影響を及ぼす可能性がある。婚姻の減少は出産の減少につながり、住宅や家電製品など家庭関連支出の減少にもつながる。そうした支出は、中国が経済成長を続けるためには欠かせないものだ。

企業の中には、すでに独身者に照準を合わせているところもある。宝飾品メーカーは未婚の恋人たち向けに安価な製品を販売している。ある家電メーカーは小型の炊飯器を売り出した。また、出産関連のサービスを提供する海外企業は、将来出産できるよう卵子を凍結保存したいと考える中国人女性に向けて広告を出している――中国では独身女性による卵子の凍結保存は禁じられている。

一方で、結婚の減少にはプラス面もある。中国における婚姻の減少は、同国人口の高齢化と苛酷だった一人っ子政策が主な要因となっているが、高い教育を受けた女性が増えていることもその一因なのだ。経済学・人口学・社会学の専門家は、そのような女性たちはキャリアを構築して経済的に自立するために結婚を遅らせており、結果として、力のある女性たちが増え、彼女たちは結婚だけが生活を保障する唯一の道だとは考えないという。

「高い教育を受けた女性たちは収入の良い仕事に就くので、経済的な理由で結婚しよう、という気持ちは失われる」と、北京大学国家発展研究院のチャン・シャオボ教授は言う。

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