決算発表ラッシュ、“狙い目”の企業は 強気見通しの企業ほど株高になる傾向も

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控えめ東京ディズニーは今期も上方修正必至か

4月最大のピークを迎えるのが26日。100社以上の決算発表が予定される中で、注目企業の決算発表も目白押しだ。

自動車の復調で新年度に期待がかかるのが、デンソー。トヨタ向け以外の取引も増やし利益反発が見込めそうだ。ちなみに、昨年4月の決算発表時における前2013年3月期の通期見通しは、27%の営業増益を見込んでいた。その後、業績修正を繰り返した結果、前期は5割近い営業増益での着地となりそうだ。

三菱重工業も26日の発表。昨年4月の決算発表時には、13年3月期は7.2%の営業増益見通しを出していた。やや慎重ともいえるが、3割前後の営業増益で着地となりそうだ。経常利益と純益では上振れ期待もある。今14年3月期も円安の追い風もあり、自動車ターボやドル箱のガスタービンも好調に推移しそうだ。PERで見た株価に割安感は薄いが、会社見通しにサプライズがあるかどうか。

東京ディズニーリゾートが30周年を迎えたオリエンタルランドも好調な決算が見込まれている。ただ、ここは超がつく保守的な見通しを出してくることが多い。昨年4月の決算発表時に開示された前13年3月期の見通しは、2.6%の営業減益。足元は13%の営業増益まで修正しているが、前期はまだ上振れ余地もありそうだ。30周年イベントが目白押しで入場者数の記録更新が確実視される14年3月期は、さすがに減益見通しは出ないと思われるが、会社期初計画は保守的な内容になると見ておいたほうがよさそうだ。

ほかに、豊田自動織機、アイシン精機、中部電力、マツダ、リコーなども、26日に決算発表予定だ(その後、ホンダもこの日発表予定と開示)。

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