どうする?「取引先との飲み会」の支払い方法 相手が払った時、割り勘にしたい時の対処法

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それでは、ご馳走になった場合はどうすればいいのだろうか。

「ご馳走してもらう時、もしくはご馳走されそうな予感がある時には、あらかじめお土産を用意しておきます」(出版社のBさん)。
「今日はご馳走になりますが、次はこちらにご馳走させてくださいねと言って、実際に誘う」(商社のCさん)。
「相手に時間の余裕があればもう一件誘って、そこの分は支払う」(IT会社のDさん)

といった具合に、比較的早い段階で「お返し」をする人が圧倒的。できるだけ相手に借りをつくらないことは、ビジネスをする上での鉄則といえそうだ。

「若い人の場合は、うれしそうな顔で『おいしかった』とか『うれしい』と言ってくれるのがいちばんのお返し。具体的にお返しをしたいなら、後日おいしいラーメン屋さんやお気に入りの居酒屋など分相応のところに連れていけば十分だと思います」(秋岡氏)。

そもそも決裁権を持たない若手や新人に接待したところで、ビジネス上のメリットはほとんど期待できない。そんな相手にご馳走してくれるのは単なる好意なので、まず喜ぶことが最低限の礼儀だというわけだ。

自分で支払う場合は「トイレ」に注意

難しいのは、自分が支払う場合だろう。せっかく上司から接待費を使う許可を得ても、相手が払ってくれたでは恰好がつかない。

接待初心者が陥りがちな失敗はお開き間際のトイレ・タイム。相手がトイレに行くふりをして支払いを済ませてしまうパターン、自分がトイレに行ったすきに相手が支払いを済ませてしまうパターンがある。支払おうとした時には、「お連れ様がお支払いになりました」ということになってしまうわけだ。

そこで、ベテランになれば、相手が払おうとしても必ず「すでに支払った」と断ってくれる融通の利く店を用意しておくケースが多い。

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