タイ・マレーシア首脳が安保協力強化で合意 国境の壁建設も検討

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 9月9日、タイのプラユット・チャンオチャ暫定首相とマレーシアのナジブ・ラザク首相兼財務相は、両国の安全保障協力を強化するとともに、越境犯罪や密輸防止のため国境の壁の追加建設を検討することで合意した。写真はプラユット・チャンオチャ暫定首相(右)とナジブ・ラザク首相。バンコクでの代表撮影(2016年/ロイター)

[バンコク 9日 ロイター] - タイのプラユット・チャンオチャ暫定首相とマレーシアのナジブ・ラザク首相兼財務相は9日、両国の安全保障協力を強化するとともに、越境犯罪や密輸防止のため国境の壁の追加建設を検討することで合意した。

タイ・マレーシアの国境では長年、麻薬や石油を含む密輸や人身売買が横行。昨年になってタイによる人身売買取り締まりで複数のルートが閉鎖された。

両国の国境は640キロにわたり、一部にはすでにフェンスが建設されている。

チャンオチャ首相は記者団に「両国はともに、テロリズムとの戦いや人身売買、密輸などの安全保障問題に直面している。ゆえにこれらの問題に真剣に取り組む必要がある」と述べた。

ラザク首相は、国境の壁の建設・延長について協議したが、費用分担など詳細はまだ詰められていないと述べた。

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