2013年版「ホワイト企業」トップ300 新卒離職率が低い、新人に優しい企業は?

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上位に目立つ製造業

さて、今回のランキングには製造業が多くランクインしている。こうした会社には高卒など、大卒者以外の新卒者も多数存在する。一部の幹部候補だけでなく全体で高い定着率を誇る職場こそ、真の働きやすい会社と考えてよいだろう。

学歴により就く仕事は異なっても、長期雇用を基本に従業員全体が同じ企業文化の中で一体感を持ち、先を見据えて経営を行ってきたことが日本企業の強みとなっている。

これまでの男性中心の職場も女性、外国人などが加わり多様性を増している。この新しい時代でも日本企業のよさを持続し、定着率の高い会社がさらに増えていくことを期待したい。

さて、今回のランキング対象は、アンケートに回答のあった会社のみ。学生が就職先を選ぶ際にも、データがない会社には不安を抱く面も多いはずだ。まずは情報開示が、ホワイト企業への一歩といえるだろう。

※ランキングは社名は3月時点のもの、4月に以下の社名変更あり

ニッポ電機→DNライティング

コニカミノルタホールディングス→コニカミノルタ

(撮影:風間仁一郎)

■CSR企業総覧

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岸本 吉浩 東洋経済 記者

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きしもと よしひろ / Yoshihiro Kishimoto

1996年東洋経済新報社入社。以来各種企業調査にかかわる。『CSR企業総覧』編集長として、CSR調査、各種企業評価を長年担当。著書に『指標とランキングでわかる! 本当のホワイト企業の見つけ方』など。2023年4月から編集局記者、編集委員、『本当に強い大学』2023年版編集長。

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