野田聖子氏盛大パーティーで見えた次の政局

自民の大物政治家が集結した理由とは?

野田聖子氏は捲土重来を狙っている(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

民進党代表選が告示された9月2日金曜日の夜、帝国ホテルで野田聖子元自民党総務会長のパーティーが盛大に開かれた。このパーティーには自民党の大物が多数集まり、その様子からは野田氏の人脈の広さ、そして「ポスト安倍」に向けた強い意思が感じられた。

昨年は総裁選出馬を断念

9月3日生まれの野田氏は、毎年誕生日の近くになるとパーティーを開催。会場は政界に入る前に野田氏が勤務していた帝国ホテルと決まっている。

昨年のパーティーが開かれたのはちょうど自民党総裁選告示日(9月8日)の1週間前で、出馬を決意していた野田氏は推薦人集めに奔走していた。野田氏はこの時、「私の心は『義を見て為さざるは勇なきなり』に尽きる」と神妙に語っている。だが野田氏は20名の推薦人を集めることができず、結局は総裁選出馬を断念せざるをえなかった。

また2年前には9月3日の誕生日にパーティーを開いたが、第2次安倍改造内閣が発足したのがまさにその日。野田氏が総務会長を解任されて無役になった日である。この時の野田氏はさすがに寂しげで、高市早苗氏や稲田朋美氏といった安倍晋三首相のお気に入りの女性政治家が党の要職から閣僚へ、あるいは閣僚から党の要職へと重用されていたのと対照的な姿だった。

過去の2度のパーティーは、野田氏にとって不遇を示すセレモニーともいえた。しかし今年はいささか様子が違う。ずいぶん華やいだ雰囲気が感じられたのだ。

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