競合SNSが焦る、「スナップチャット」の猛威

フェイスブック陣営に迫る、お化けSNS

スナップチャットは“その時”、もしくは“その場所”といった体験に、丁寧に着目している点が面白い。

たとえば、「スマートフィルター」は季節や撮影した場所に応じて利用できる、限定スタンプのような機能だ。

8月の終わりであれば、米国では新学期シーズン関連のフィルターが提供される。そのほか、テニス4大大会の一つである英ウィンブルドン選手権などのスポーツイベントや、米アップルが6月に開催した開発者会議でも、限定フィルターが登場した。

こうしたフィルターを頼りに写真を見つけて楽しむことも可能。フィルター機能はスナップチャットのビジネスモデルを支えている。

4000億円の提案を蹴った男

急拡大するスナップチャットだが、その原型は、創業者のエヴァン・スピーゲルCEOが米スタンフォード大学在学中に開発した、「Picaboo」というアプリだ。

これは、“sexting”(sexとtextを掛け合わせた造語で、性的な写真やテキストを送受信すること)を目的としたサービスで、2011年秋にスナップチャットへと名称を変更。それ以降、資金調達やユーザー獲得を進めてきた。

2013年には、その成長ぶりに注目したフェイスブックから約3000億円、米グーグルから約4000億円で、買収提案を受けたとされる。しかし、その提案を、スピーゲル氏は断った。自力で持続的な成長が描けるビジネスモデルを擁しており、上場を狙うことが理由だったようだ。

現在26歳のスピーゲル氏は世界中の話題を集めるキャラクターの一人だ。今年7月にはスーパーモデルである33歳のミランダ・カー氏との婚約を発表。カー氏は2.5カラットのダイヤの婚約指輪をインスタグラムで公開した。約13億円の自宅を購入し、新生活を始めているという。

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