「地球の歩き方」が誘う南極大陸という魅力 最安値は50万円台! クルーズで行く秘境

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顧客は50~80代が中心で、銀婚や退職などの記念が多いという。新婚旅行での参加者や、男性や女性のひとり参加もいる。「リピーターがいないことはないが、値段も高額なので、生涯に1度だけと決めて参加されるお客様が多い」(田中さん)。

最安値は50万円台?

『南極大陸 完全旅行ガイド』(上の書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

一方でもっと低価格なものもある。「ポーラークルーズ」のウェブサイトには約6000ドル台のツアーもある。値引きを使ったり、早めに予約することで、田島さんによれば「5000ドル台で参加可能なツアーもある」(ただし、航空券含まず)という。

ツアーによっては、日本人のガイドが同乗するコースもある。自力で現地までたどり着く必要があるが、費用を押さえたい場合には魅力的だ。

トライウエル社の場合、クルーズ船ツアーだけでなく、南極の中心地である極地点へ飛行機で訪れるツアーや、マラソンツアーなども販売している。「南極という世界で一番ピュアな場所を楽しんで欲しい」(田島さん)。

かつてはバックパッカーのバイブルとして親しまれた『地球の歩き方』。ガイドブックの刊行を機に、南極旅行は広がりを見せるのだろうか。

松浦 大 東洋経済 記者

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まつうら ひろし / Hiroshi Matsuura

明治大学、同大学院を経て、2009年に入社。記者としてはいろいろ担当して、今はソフトウェアやサイバーセキュリティなどを担当(多分)。編集は『業界地図』がメイン。妻と娘、息子、オウムと暮らす。2020年に育休を約8カ月取った。

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