激烈格差!甲子園「都道府県」勝率ランキング

涙のドラマを生む「甲子園の魔物」の正体

涙のドラマを演出する「甲子園の魔物」の正体に迫る(写真 :m.Taira / PIXTA)
地方大会が終わり、甲子園ではいよいよ各地区の代表校による戦いが始まる。甲子園には独特の雰囲気があり、番狂わせや大逆転劇を「甲子園の魔物」と呼ぶこともある。魔物の正体は一体何なのか。都道府県別の「勝率ランキング」と加盟校数の関係に加え、大会の制度設計を徹底分析。『高校野球の経済学』を上梓した中島隆信教授が「甲子園の魔物が生み出されるシステム」を明らかにする。記事末尾には、全都道府県の「勝率ランキング」も掲載している。

参加校数の違いで甲子園での勝率に違いがあるのか

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「○○県勢が悲願の初優勝」「××県勢、初の決勝進出」というように、甲子園での成績は過去の都道府県の戦績も踏まえて報じられることが多い。

各都道府県の戦績は、気候条件など地理的な要素もかかわっていそうだが、参加校数の多い都道府県と少ない都道府県では、甲子園での勝率に違いがあるのだろうか。

2016年の地方大会をみると、最多の愛知で代表になるには1回戦からだと8回勝つ必要がある。一方、最少の鳥取で代表になるには1回戦からだと5回勝てばよい。

もちろん5回勝つのも大変なことではあるが、愛知では1回戦から5回勝ってもベスト8だから、直感的には参加校数の多い都道府県のほうが、甲子園での勝率が高いことが予想される。

実際にはどうなのか、データで検証していこう。

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