激烈格差!甲子園「都道府県」勝率ランキング

涙のドラマを生む「甲子園の魔物」の正体

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勝敗数は1978年から2015年のもの。加盟校数は1982年から2015年の平均。勝率は小数点第4位以下を四捨五入。データは高野連ホームページより。なお、全都道府県の勝率ランキングは本記事の末尾に掲載

すべての都道府県が夏の選手権大会に毎年参加するようになった1978年から2015年までの都道府県別加盟校数(平均。北海道と東京は出場枠2で除した数)と夏の選手権大会での勝率をプロットすると、相関係数は0.38でプラスの相関がみられ、確かに加盟校の多い地域は勝率もよいことがわかる。大阪、神奈川、東京などである。

しかし、その逆は必ずしも成り立たない。つまり、沖縄、奈良、和歌山、高知、徳島のように加盟校が少なくても勝率の高い県もあるからだ。この背後に何があるかを探ってみよう。

番狂わせが起きやすいうえにトーナメント方式

スポーツには運不運がつきものだが、とりわけ野球は不確実性の高いスポーツと言えるのではないだろうか。まずは、“失敗する”確率が高いことだ。野球のプレーはつねにピッチャーの投球からスタートする。

そして、バッターは時速100kmを超えるスピードで飛んでくる直径約7cmのボールを、太さ約6cmの棒で打つ。しかも、ただ打てばいいというわけではなく、速い打球を飛ばすには“スイートスポット”と呼ばれるバットの中心で捕らえる必要がある。

これは至難の業である。なぜならピッチャーはバッターにそうさせまいとボールのスピードや回転を投球ごとに変え、ボールの出所が見えにくくなるように投球フォームを工夫するからだ。

したがって、どんなに技術の高いバッターでも平均で10回に3回程度しかヒットを打つことはできない。つまりバッターはほとんどの打席では“失敗”するのである。

さらに、野球は原則として屋外で行うスポーツなので、天候の影響を受けやすい。これは野球に限ったことではないが、とりわけ野球では土のグラウンドをバウンドしてくる直径約7cmのボールをグローブで捕り、素手で投げるという動作が頻繁に起こるため、グラウンドが荒れていたり、水たまりができていたりするとバウンドが変化し、取り損なうことがある。

また風の強い日は、普段なら平凡な外野飛球が風に乗ってホームランとなったり、その逆が起こったりすることもある。野球ではこうしたことがそのまますぐ得点に結びつきやすい。

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