ヤフー、LINE対抗の秘策 検索結果と提携先サービスを連動へ
自前主義転換のきっかけとなったのが、昨年4月の執行体制刷新だ。役員の平均年齢が53歳から41歳へ若返った勢いを武器に、サービスの再構築を猛烈に進めている。
スマホのポータル、ヤフーではない現実
1日のページビュー(PV)が23億6500万(13年1月、PCベース)といまだ絶大な存在感を誇るヤフーだが、SNSの台頭やスマートフォンの普及により、取り巻く環境は激変している。中でも、今年1月にユーザー1億人を突破したスマホ特化型の無料通話・無料メール「LINE(ライン)」は、ヤフー対抗の最右翼。ユーザーはパソコンでヤフーを見たとしても、LINEがスマホのポータル(玄関口)として主役になれば、ヤフーはシェアを奪われかねない状況にある。
カギを握るのは、サービスの充実度だ。今回初めて開催した事業提携・出資説明会は、こうした環境下でYahoo!JAPANの競争力を維持させる重要な意味を持つ。どれだけのスピードで実現に結びつけられるか。新体制移行から1年を目前に見せ場を迎えている。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら