「締切きっちり」で評価を上げる人の裏ワザ 「期限を守らないと0点」の外資系に学ぶ
では、どうするか。50点でもいいので、何が何でも締め切りまでに提出してください。クオリティは、50点で妥協してしまってOKです。是非はともかく、仕方がありません。そのときに「クオリティはまだ50点です」などという報告もしなくていいです。とにかく耳をそろえて、提出してください。
ただし「これはあきらかに終わっていないだろう」と、バレてしまっては意味がありません。バレないためにはちょっとした工夫をします。
・NG② まだ確定できない部分に「XX円」など、ダミーが入っている
・NG③ 前のほうは仕上がっているが、後ろのほうが仕上がっていない
このような「明らかに締め切りに間に合わなかった感」を排除すれば、自分では50点と思っている資料でも、なんとか体裁は整います。
調査が終わっていなかったり、裏が取れていない資料を出す場合でも、「まだ調べていない」ことは、自分だけがわかっていればいいことです。まず一度提出したうえで、「もう少し数字の確認をするところがあるので、変更があれば3日以内に追記します」としておけばOKです。
1人でやる仕事にも期限を決める
「来月くらいまででいいから、この調査をしておいて」「時間があるときに、資料にまとめておいて」などと頼まれた自分のペースでできる仕事は、ついつい期限を決めずに進めてしまいがちです。
期限を決めずにいると、なかなか手をつけられません。「1日で一気にやればいいや」などと高をくくっていると、必ず急な横やりの仕事が入ってくるものです。
その結果、もともとは「ゆるい作業期限」だったものが大きく遅れてしまうことになります。そして突然上司から、「お願いした資料、まだできてないの?」とチェックが入ると、評価も落ちてしまうことになります。そうならないためにも、こういう仕事こそ率先して速くやりましょう。
早めに終わらせるコツは、頼まれたその瞬間に、手帳にToDoとして締め切りを書き込むこと。そして、一気にやることです。期限の設定は、あらかじめいろいろな「横やり」が入ることを織り込んで本来期待されている期限よりも少なくとも1週間くらい余裕を持って書いておきましょう。
基本的に人間は怠惰です。もちろん、私もそうです。たとえ1時間で終わる作業でも、期限が3日先であったり、10日先であったりすると、本腰を入れた作業は、たいていはその直前にしかやりません。しかも、その直前までは、思いつきでちょこちょこ仕事をするため、むやみに時間を浪費してしまうのです。
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