株式市場の「強いシグナル」、今度こそ本物か

「あだ花」だったのかは連休明けに判明する

連休明けの日経平均株価はどうなるか(写真:つのだよしお/アフロ)

先週の日経平均は5連騰となり、上値の抵抗線と言われる1万6500円へ接近している。筆者としては納得の結果だが、GPIFの運用結果発表を月末に控えて、作られた相場でそのうち下がると言う弱気筋が多かった市場としては、意外感のある上げだったのではないか。

前週の米雇用統計や日本の参院選を受けての動きだが、米国株の史上最高値更新が日本株の動きを決めた主因だ。先週末もNYダウは、6月の小売売上高、鉱工業生産指数等が強い数字を出したにもかかわらず、利上げ気運が高まることなく株式市場の良好な環境の中で4日連続の史上最高値更新となっている。

結果的に日経平均は、代表的な25日、75日移動平均を抜け、それに200日移動平均のかい離率を足した「総合かい離」がプラスになった。当初買戻しだけと思われた買いエネルギーも、値動きが進むにつれて当然の事ながら新規買いも入って来た。特にボリュームから見て、メガバンクの流れは変わったと思われる。筆者に入る情報の集計でも外国人買いが入ったと判断できる。

やれやれ売りの最も出やすいところ

ともあれ、結果として到達した1万6500円近辺は、英国EU離脱前のロングポジションがいちばん多いところで、やれやれ売りの最も出やすいところだ。強気弱気の攻防戦の最前線と言える。

「総合かい離」だが、33営業日ぶりの陽転だ。この陽転(プラス反転)現象はテクニカル的には相場の方向感を示す強いシグナルだが、今年に入り2度の出現となっているにもかかわらず、2度ともダマシ(売り場)となっている。今回3度目の出現が、2度ある事は3度あるのか、3度目の正直になるのか。

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