海外出張では機内の映画を見てはいけない 初心者がおかしがちな6つの注意ポイント

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着替えぐらいなら何とかなるが、仕事で使う重要な書類などをスーツケースに入れていたら、仕事に支障をきたしてしまう。こうしたトラブルを防ぐためには、大事なものは預けずに、機内に持ち込んだ方がいい。仕事の書類だけでなく、バッテリー類も持ち込んだ方が安全だ。

橋場氏の経験上、積み込みミスが頻発する空港は、ロンドン・ヒースロー、パリ・シャルルドゴール、ミラノ・マルペンサの3空港。これらの空港で乗り継がないことも、有効な防止策だ。

ホテルはかなり早くから埋まる場合も

3.アメリカで効率よく乗り継ごうとしてはいけない

アメリカで飛行機を乗り継ぐ場合は、荷物とは別に「乗り継ぎ時間」にも注意しなければならない。ヨーロッパ(加盟国間で入国審査が不要なシェンゲン協定加盟国)と異なり、最終目的地ではなく最初に到着した空港で入国審査をおこなう必要がある。これがトラブルに繋がりやすい。アメリカは入国審査が厳しく、混んでいる空港だと1時間以上待たされることが日常茶飯事だという。

橋場氏がとくに気をつけるべき空港として挙げたのは、ロサンゼルス国際空港。中南米への玄関口でもあるため審査が厳しく、アメリカの中でもとくに混んでいるという。アメリカ国内へ乗り継ぐ場合でも、最低2~3時間はみておきたい。

4.ホテルは早めに予約をする

出張の手配をする時、意外と確保に困ることがあるのは、飛行機よりもホテル。目的地で世界的に有名な展示会や見本市などがあると、周辺のホテルは、開催日の1年前から予約で埋まることもある、と橋場氏は言う。

あるIT企業に勤めているAさんは、かつてラスベガスで催されていた大規模コンピュータ展示会「COMDEX(コムデックス)」に出張した時、ラスベガスでホテルが取れず、やむなく別の場所に泊まって飛行機で行くはめになったそうだ。これはさすがに極端な例だが、目的地からかなり遠くのホテルに泊まると余計に疲れてしまうことがある。そうならないよう、ホテルはなるべく早く確保しておきたい。目的地近辺で確保できなければ、電車1本でアクセスできる場所のホテルを選ぶようにする。

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