夫激怒!子なしで主婦希望は「甘え」なのか 22時帰宅後にすべての家事、「まるで家政婦」
「夫の収入だけで生きていけるのに、仕事を辞めさせてもらえない」。そんな女性の悩みがインターネット掲示板に寄せられ、議論となった。
相談者は結婚して1年で、夫婦共働き。夫の仕事は朝帰りが基本の激務だが、相談者の仕事も決して楽ではなく、毎晩22時頃に帰宅した後、家事のほとんどを負担している。
家事と仕事の両立が辛いため、「仕事を辞めてパートに変えたい」と夫に相談したが、「子どももいないのにパート主婦になりたいとか甘え」と取り合ってくれないそうだ。夫はほとんど家事をしないが、その理由は、「自分の方が長く働いているからだ」という。
「婚姻生活が破綻している」といえるか
仕事が辛く、家事にも疲れ果て、自分のことを「家政婦みたいに感じてしまう」こともあるという。投稿者の悩みには、「モラハラ」「子供のいないうちに別れたほうがいい」と、離婚を勧めるアドバイスが寄せられた。
いくら激務とはいえ、家事の負担を妻に押し付け、かつ、仕事をパートに変えることを認めない夫と離婚することができるのか。河原崎弘弁護士に聞いた。
「まず、現在の相談者の話の内容だけでは、離婚できる可能性は低いでしょう。なぜなら、離婚は、婚姻生活が破綻している必要があります。言い換えると、『婚姻を継続し難い重大な事由』が存在する必要があります」