「億超えサラリーマン投資家」の夜ふかし対談 株式投資家×不動産投資家、ホンネで語る
DUKE。:どんな物件に投資したんですか?
三浦:ボロい木造アパートです。木造なんて、いまどき借り手がいるのか、と思うかもしれませんが、実は借り手のニーズはけっこう高い。しかも、ランニンコストが安い。鉄筋コンクリートのマンションでエレベーターが付いていたら、その保守点検のコストがかかりますし、管理人を雇う必要もあります。でも、木造アパートだと、この手のコストが不要です。せいぜい、廊下に付いている電球を換える程度です。
DUKE。:成功しましたか?
三浦:リーマンショックの直後は、土地の評価額だけで1億円くらいあるはずなのに、7000万円で買える物件がけっこうあったので、30%近い利回りになりました。
DUKE。:沖縄の通路といい、木造アパートといい、三浦さんの目の付け所はすごいですね。
兼業投資家として成功するヒント
三浦:DUKE。さんは、不動産投資はしないのですか?
DUKE。:興味津々です。今はまだ勉強中ですが……。
三浦:株式市場が厳しくなってきたから、不動産投資にシフトするんですか?
DUKE。:これからも株式投資をメインでいくことには変わりません。ただ、心の安定剤がほしいんです。
三浦:心の安定剤ですか……?
DUKE。:株式投資って、いつも勝てるわけじゃない。いまでも勝率3割がいいところです。今後は市況が悪くなるでしょうから、もっと勝率が下がるかもしれない。私の投資術は、損切りラインをルール化しているので、負け越しても、トータルで利益を出せます。でも、負け続けると、心が折れそうになるんです。
三浦:負けを取り戻そうとして、むちゃな買い方をするとか……、ですか?
DUKE。:そうなんです。損切りのルールを破るとか、リスク管理のルールを破って大損するとか。負ける投資家の思考になるんです。そうならないためには、株式投資で負けても、毎月定期的におカネが入ってくる仕組みがほしいんです。今は会社員ですから、毎月、給与が入ってきます。給与があるから、冷静に投資ができていると思います。だから、不動産投資で大儲けするというより、毎月、定期的に家賃が入ってくるようになれば、株式投資でしっかり儲けられると思っているんです。