「億超えサラリーマン投資家」の夜ふかし対談 株式投資家×不動産投資家、ホンネで語る

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DUKE。:妄想というか、自分勝手なストーリーでは勝てませんから、勉強や情報集め、それに、失敗も含めた経験も必要になりますね。

若いうちに始めるメリットは大きい

DUKE。:それでは、最後のカードにいきましょう。「億超え個人投資家に50歳限界説がある件」です。私は50歳限界説なんて聞いたことがありません。50歳以上でも儲けている個人投資家はたくさんいます。不動産投資家は、どうですか?

三浦:私も聞いたことがありません。でも、不動産投資を始めるという意味なら、50歳がギリギリのラインになると思います。銀行から融資を受けるには、どうしても年齢の問題が絡んできます。木造アパートにフルローンで投資する場合、融資期間は20年程度ですから、返済時の年齢を考えると、やはり50歳くらいまでには始めたいところです。

DUKE。:始める年齢で言えば、株式投資も50歳までに始めたほうがいいですね。株式投資に絶対はありません。私も、せっかく積み上げた資産をあっという間に失ったこともあります。ただ、私は30歳に始めたので、失敗も糧になって、苦節10年で今の資産を築くことができました。それに、株式投資は少ない金額でもできますから、若いうちに始めるメリットは大きいと思います。逆に、不動産投資って、投資する金額が大きいじゃないですか。最初の投資をするとき、怖くありませんでしたか?

三浦:私は、社会人になってから、最初の会社でも転職した会社でも不良債権処理を担当してきました。2008年にリーマンショックがあって、保有しているホテルや倉庫、オフィスなどをどんどん売却していったのですが、その中でいちばん早く売却できたのが賃貸アパート、賃貸マンションだったんです。

しかも買い手がみな、普通のサラリーマン。そのとき、「え? だったら自分にもできる」と思ったのが不動産投資を始めたきっかけです。借金を背負うことについては、不良債権処理の仕事で、いろいろな事例を見ているわけです。破産した人も大勢見てきましたし、なかには不良債権処理で大成功を収めている人もいるわけで、その成功した事例を個人ベースに落として投資をすれば、成功確率が高まると思っていましたから、それほど怖くはありませんでした。

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