「やんちゃ坊主に悩む親」に教えたい発想転換 男の子は、育てにくい子ほど良く伸びる!
【ポジ変テク3】威張りん坊→かっこつけない男になる
男の子は自分を大きく見せたり、自慢したりするのが大好き。多かれ少なかれ誰もが通る道なので、「うちの子、どうして?」なんて心配は不要です。
放っておいてもそういう時期はきっといつか卒業するのですが、もし、少しでも早くそういう時期を卒業させてあげたいと思うなら、親のすべきことは、気持ちを受けとり、「○○くんはすごい!」「さすが! ○○くん」と賞賛し、満足させてあげることです。簡単に言うと、おだてるってことに近いですかね(笑)。
よくお年寄りが満面の笑みで「ボクは小さいのに偉いね」とか、「ボクはきっと将来、大物になるよ」なんて、何の根拠もなく子どもをべた褒めしてくれることがあるじゃないですか。あんな感じでいいんです。
「このままじゃ、ろくな大人にならない」なんて思って、「調子に乗るんじゃないわよ!」とか「あなたなんて大したことないのよ」なんて、わざと子どもを否定してたしなめようとするのは逆効果。ますます自分を大きく見せたり、自慢したりしないと気が済まなくなってしまいます。
幼時期に、周りの大人から十分な共感が得られず、自分を大きく見せたいという欲求が満たされないと、いつまでも自信が身につかず、他人との人間関係の築き方も不安定になりやすいといわれています。
エネルギーにあふれている証拠
【ポジ変テク4】落ち着きがない→好奇心が旺盛な男に育つ
小学校に上がるくらいまでの男の子が、じっと椅子に座っていられたら、そのほうが不自然です。「エネルギーが足りないんじゃないか」って心配になっちゃいます。
「じっとしていられない」というのは視野が広いうえに好奇心が旺盛で、エネルギーにあふれている証拠です。そういう子は、次から次へと楽しいことを見つける天才なのです。しかも、頭の回転の速い子ほど、落ち着きがなくて飽きっぽい傾向があるように思います。
次から次へと新商品を発表して世の中を驚かせることが得意な名物社長の人たちの中には、いい意味で落ち着きがなくて飽きっぽい人が多いのではないかと思います。きっと彼らも小さなころは「落ち着きのない子」と呼ばれていたに違いありません。
だから心配不要です。むしろ「将来が楽しみだ!」くらいに思っていてください。どんなに落ち着きのない子でも、小学校の高学年くらいになれば、それなりに落ち着いてくるものです。
ちょうど、小さなころから大人のいうことを何でも素直に聞く「いい子」が、思春期以降に問題行動を生じ始めるのと裏腹にです。トータルで考えれば、どの子もみんな同じだけ手がかかるようにできているのです。それが早いか遅いかの違いでしかありません。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら