「住みよさランキング2016」中四国・九州編 沖縄も含めて各県のトップ3も一挙紹介

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「九州・沖縄」は合志(熊本)が3年連続トップ

九州・沖縄では、合志市(熊本)が昨年に引き続き1位となった。2位は福津市(福岡)、3位は鳥栖市(佐賀)。1位から5位まで順位の変動はなかった。

合志市は全国順位が今年43位で昨年34位から順位を若干下げたもののブロック内トップの座は変わらず。熊本県北部に位置し、政令市の熊本市に隣接した街で、同市のベッドタウンとして発展している。人口は約5.8万人。06年の市制施行以来、一貫して人口が増加し続けている。「快適度」が全国11位、「安心度」が全国16位でこの2部門が寄与している。

2位の福津市は全国順位が今年44位で昨年37位から順位を若干下げたもののブロック内順位は変わらなかった。福岡県の北西部、北九州市と福岡市の両政令市のちょうど中間に位置する。人口は約5.8万人。ここ数年人口は増加基調をたどっている。最近では、市内にある宮地獄神社の“光の道”が人気グループ嵐出演のJALのCMに取り上げられたことで話題となった。「快適度」が全国2位、利便度が全国103位でこの2部門が寄与した。

3位の鳥栖市(佐賀)は全国順位が今年48位で昨年49位から順位を1つだけ上げた。佐賀県の東端部に位置し、福岡県と境を接している。九州縦貫自動車道と九州横断自動車道長崎大分線が交差する交通の要衝でもある。人口は約7.2万人。上位2市と同様、ここ数年、人口は増加基調にある。サッカーJ1「サガン鳥栖」のホームタウンとしても知られている。「快適度」が全国37位、利便度が全国117位でこの2部門が寄与した。

このブロックの特徴として、上位には九州北部の都市が多く、西部・南部の都市が少ない。また、全国との比較で見ると、全国トップ200にこのブロックからランクインした都市はわずか6都市しかなく、全国6ブロックの中でもっとも少ない。当ブロック内の都市の多くが「安心度」の評価は高いものの、他の4部門の評価が相対的に低いため、全体として全国平均を下回るケースが多くみられる。

各県のトップは、福岡が2位の福津市(全国44位)、佐賀が3位の鳥栖市(全国48位)、長崎が34位の佐世保市(全国485位)、熊本が1位の合志市(全国43位)、大分が4位の中津市(全国143位)、宮崎が18位の都城市(全国366位)、鹿児島が25位の姶良市(全国409位)、沖縄が22位の豊見城市(全国387位)だった。

なお、今回のランキングを算出する際に用いた採用指標の年次(時点)は、いずれも2015年以前のものであるため、今年4月に発生した熊本地震の影響はない。

次ページ最後は各県トップ3を一挙紹介
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