スペインで「アルビレックス新潟」を立ち上げ アルビレックス新潟の奇跡:第5回
――野球のほうでは、独立リーグのベースボール・チャレンジ・リーグ(BCリーグ)で新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(新潟アルビレックスBC)が独立リーグ日本一に輝きました。
BCリーグは新潟・長野・群馬・富山・石川・福井の6チームによる野球の独立リーグです。今シーズン限りで引退した高津臣吾選手兼任監督の活躍もあって、新潟アルビレックスBCは優勝。
さらに、四国の独立リーグである四国アイランドリーグplusを制した香川オリーブガイナーズとのグランドチャンピオンシップでも勝利を収め、球団初の独立リーグ日本一になることができました。
BCリーグは新潟県に本社を置く会社が運営していますが、リーグは黒字でチームも半数が黒字化しています。これも、やはり経済的に自立することが大事で、そうすることによって次の動きができるようになるでしょう。新潟アルビレックスBCからドラフト会議で指名されてプロになった選手もいるし、これからも新しい県でチームが誕生する可能性があります。
サッカーも野球も新潟は長く不毛の地と言われてきましたが、誰もが持っている故郷に対する思いのようなものを結集できたことが、現在盛り上がりを見せている一つの要因ではないかと思います。そして、その結果として夢を追うことができる場が生まれたというのは、とてもすばらしいことですよ。
(撮影:今井康一)
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