【6月11日(土)】午前3時、日経225先物は280円安の1万6250円。NYダウは119ドル安の1万7865ドル。1ドルは106.948円、1ユーロは120.372円。
【6月13日(月)】大企業製造業の景況判断は2期連続悪化。英国のEU離脱懸念で、日経平均は582円安の1万6019円と3日続落で大暴落。日産系最大の自動車部品会社のカルソニックカンセイ(7248)は、外資ファンドが応札と報道で43円高の911円。5月24日には日産保有株全株売却報道で75円安の798円と下げていた。慌てて売ってしまった人は、今日の上昇を見て悔しい思いをしているのではないか。
【6月14日(火)】午前3時、日経225先物は40円安の1万5930円。NYダウは132ドル安の1万7732ドル。日経平均は160円安(1.00%)の1万5859円と4日続落。このところ堅調だった東証マザーズ市場だったが、本日なんと115.13(10.33%)下がって999.91と大暴落。主に個人投資家が売買している市場なので、暴落に巻き込まれて痛い思いをしている人もいるのではないか?
参考になったファンド代表の株主提案と質問
【6月15日(水)】繊維商社の蝶理(8014)の株主総会出席のため、品川へ行く。総会は10時からだが9時10分に会場に到着。出席者は60人くらいと少ない。第1号議案から第6号議案までは、定款一部変更の件や取締役や監査役選任の件などだったが、第7、8号議案は株主提案がされていた。第7号議案の内容は、剰余金の配当の決定は現在、取締役会の決議によって決定されることになっているが、株主総会に戻す。第8号議案の内容は、剰余金処分の件で、1株当たり当期純利益の175.31円のうち175円を配当するというものであるが、会社としては、両議案共反対で、機動的な資本政策を行うため配当性向20%としているから。
読者の皆さんは、配当の決定権は取締役会かまたは株主総会ではどちらがいいと思いますか? 一通り説明が終わった後、質疑応答では第3位株主(66万5700株、2.72%)が株主提案をしており、その代表と社長とのバトルが始まった。全部で30ほどの質問中、約20はこの代表の質問で、ほかの株主から批判が出たくらいだった。結局、親会社東レ(3402)が52.89%保有しており、東レからも代表者が来られて反対されて両議案は否決されてしまった。プロ投資家の株主提案と質問をリアルに聞けて、たいへん勉強になった。
私の意見もこのファンドと同じで、この財務内容で配当性向20%(年1回期末36円配当)は低すぎるので、せめて東証1部平均の30%は欲しいと思う。おみやげは、タオルハンカチ、8年くらい前に出席した時は、ブランド物の靴下2足だった。まあ繊維商社だからなんだろうけど。11時37分終了、前引けの株価は、24円高の1354円で出来高は3500株と少ない。大引けでは、4円高の1334円で出来高は1万800株。
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