海洋堂「風神雷神」フィギュアに会える街

上野で名画詣で、粋な楽しみ方

”世界の一流”を目指す、東洋館がアツい

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東洋館のエジプト美術のコーナー。ミイラやライオンの頭を持つ女神像などが並ぶ。

こうした日本のお宝だけではなく、東京国立博物館はアジアの美術品も数多く所蔵している。それらを展示する東洋館が、1月2日にリニューアルオープンする。

耐震改修工事のために2009年から休館していたが、研究サイドから、耐震だけでなく、「世界の一流の展示を目指そう」という声が出て、展示ケースや照明も一新した。

展示ケースはドイツのガラス製品メーカー、グラスバウハーン社に特注した。低反射で顔が映りにくいガラスは、確かに作品をストレスなく見せてくれる。照明は蛍光灯からLEDへ。作品の魅力を引き出す環境が整えられ、居心地のよさが格段にアップした。

東洋館の展示は中国の陶磁、クメールの彫刻、インドの細密画、古代エジプトのミイラまで、各地の文化を網羅している。中国の書画のコーナーでぜひ見ておきたいのが、李迪の≪紅白芙蓉図≫だ。

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国宝 李迪筆《紅白芙蓉図》南宋時代・慶元3年 1197年(1月2日~27日に展示) 花の生気まで写し取る李迪の描写がみごと

李迪は12世紀前半の南宋で活躍した宮廷の画院画家。花鳥画を得意とし、この絵が最高傑作と言われている。

この芙蓉の花は、朝は白く、だんだんとピンク色に染まり、夕方には赤くなるので「酔芙蓉」と呼ばれる。酔芙蓉を観察した研究員の塚本麿充さんによると、この絵の状態は昼過ぎくらいのもの。

「自分の魂が絵の中に引き込まれるような、繊細で卓越した描写が魅力」という。また、塚本さんが「鼻血が出るほどすばらしい!」と語る≪瀟湘臥遊図巻≫も、同じフロアに展示されている(1月2日~27日に展示)。中国・清の皇帝、乾隆帝が持っていた水墨画の絵巻だ。

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