維新は、政党名に「おおさか」があってこそ
有馬:まずはズバリ、政党の名前からお聞きします。「おおさか維新の会」は、2010年に橋下徹さん(弁護士、前大阪市長。現在は党の法律政策顧問)が地域政党である「大阪維新の会」を旗揚げして始まりました。昨年は「大阪都構想」をめぐる住民投票での惜敗 → 橋下大阪市長の政界引退表明→ 党の分裂、とめまぐるしい動きの末、今に至っています。今回初めて「おおさか維新の会」として国政選挙を戦うわけですが、政党名に「おおさか」が残るのは、国政レベルでは候補者も戦いにくいのでは?
馬場:「戦いにくい」ということはありません。その理由として、まず背景には「生い立ち」があります。
維新は「大阪の二重行政を解消し、大阪から日本を変える」という大義のもとに生まれた政党です。もし政党名を変えるとなると、この「維新スピリッツ」以上の大義が必要です。党内でも議論しましたが、「『維新スピリッツ』を全国にひろめるという考えを徹底するためにも、政党名は今のところ変えるべきではない」という結論に至りました。
参議院選挙について言えば、公認が決まった候補者は「維新スピリッツ」に憧れて公募に申し込んできた人ばかりです。「政党名に『おおさか』があるから、自分の地元では戦いにくい」などと言うような人では、厳しい選挙を勝ちぬけません。
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