現在、全国に13ある複数区では10名の公認候補を予定しています。また比例区に関しても、20人近くを公認する方向です。
例えば、渡辺喜美さん(元「みんなの党」党首、元衆議院議員)は比例区から出ていただくことが決まっています。渡辺さんは、やはり東京の選挙区から立候補するよりも、今までの豊富な政治活動経験を活かしていただき、ある意味では「人寄せパンダ」のようになって、「おおさか維新の会」の考えを広めてもらう。こうした相乗効果が出れば、選挙では良い結果が出ると思っています。
橋下氏との関係は「天命」、一方で「自立」も必要
有馬:とはいえ、維新にとって橋下さんの政界引退の影響は、やはり大きいのではありませんか?いずれ復帰すると見ている方も多いですが、少なくとも昨年引退を表明されたわけですし。全国津々浦々で維新の考えを伝えていくのは、そう簡単ではないのでは?
馬場:確かに維新は「橋下商店」と言われるくらい、橋下さんのリーダーシップが大きかった政党です。残念ながら昨年5月の住民投票では負けてしまいましたが、住民投票をきっかけに、大阪の有権者の間では「やっぱり改革はせなあかん」と理解が進んだと思っています。個人的には、今もう一回投票をしたら、今度は通るのではないかと思っているくらいです。
有馬:橋下徹(とおる)、というくらいですからね(笑)。すいません。
馬場:いやいや(笑)。しかし橋下さんは政界引退後も、全国各地の講演などで側面から維新の応援をしてくれています。これからの日本に「おおさか維新の会」が必要であり、維新の会と橋下さんは今までもこれからも一緒だと、多くの有権者の方々が思ってくださっている。橋下さんと維新が(形はどうあれ)「大改革をやる」というのは、天命だと思っています。
私自身も、全国各地に行って「維新とは何ぞや」といった話をさせていただきますが、ほとんどの場所で有権者が「なるほど」と、納得してくださいます。
また橋下さんはいないわけですが、裏を返せば「われわれ一人ひとりが足腰を強くして自立して、党全体でパワーアップする」ことが問われており、みんながそれを目標にしてがんばっています。今度の選挙も、維新の考えを全国に広める絶好の機会だと思っています。
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