うまくいかない人は、だいたい「話が長い」 メールも話もつねに「紙1枚」に収めよう!

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話が伝わらない人は、相手のレベルに合わせるようにすると、コミュニケーションがスムーズになり、まわりから人望を集めることができます。仕事とは、何かをアウトプットすることです。アウトプットするということは、それが誰かのインプットになるということです。

相手のレベルに合わせたアウトプットを!

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時間と労力をかけて調査した結果を膨大な資料にまとめたが、相手にはまったく通じなかった、ということはよくあります。

インプットする人が理解できないようなアウトプットでは、仕事をしたことにはなりません。そのことに費やした時間はムダな時間です。

相手に理解されるアウトプットとは、相手のレベルに合わせるということです。ここでいうレベルとは2つあります。階層と理解度です。

まずは「階層」から。相手が課長と部長とでは、必要な情報は異なります。ましてや社長が相手となればなおさらです。

もしあなたが部長だったとして、上司である社長に対しては、「3月までの売り上げ達成は計画どおりです」と言えばいいところが、部下の課長に対しては、現場レベルでの進捗の細かい懸念事項や、そのリカバリー方法の提案をする必要があるでしょう。

相手は誰なのか? それによってアウトプットする内容が変わります。

相手の「理解度」に合わせることも大切です。自社製品を売るために客先に説明に行くとき、自社の技術用語を並べ立てて説明しても、お客様はまったく理解できません。

システム障害の報告で、なぜそれが起きたのかを説明する際には、エンジニアでない人にもわかる言葉を使う必要があります。相手が理解できない言葉を使って説明しても、何も伝わりません。

 

7/9(土)に筆者のセミナーが行われます。仕事の効率化に興味のある方は、ご参加ください。

 

木部 智之 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社ディレクター

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きべ・ともゆき / Tomoyuki Kibe

横浜国立大学大学院環境情報学府工学研究科修了後、2002年に日本IBMに入社。数々の炎上プロジェクトの火を消し、エグゼクティブ・プロジェクト・マネージャーに。2018年よりパナソニックのソリューションビジネスの立ち上げに従事し、パナソニック コネクトのカンパニー役員を務めた。これまで、大小様々な組織やチームをリード。人材育成、リーダー育成にも力を入れており、社内外でビジネススキルやリーダーシップに関する研修やセミナーを実施。著書に、『入社1年目のビジネススキル大全』(三笠書房)、『プロジェクトのトラブル解決大全』(KADOKAWA)、『超速PC仕事術』(東洋経済新報社)など。

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