D&Mの売却先にケンウッドが急浮上

D&Mの売却先にケンウッドが急浮上

米系投資ファンドのRHJインターナショナル(旧リップルウッド)は、中堅音響機器メーカー、D&Mホールディングスの株式約49%を売却する方針を固めた。売却先候補には同業のケンウッドと米ベインキャピタル連合のほか、複数のファンドが浮上している。

D&Mは日本コロムビアから分離したデノンと蘭フィリップス傘下の日本マランツが統合して誕生。市場縮小が続く中、高級品に特化した商品戦略と積極的なM&Aで2006年度に売上高1000億円を突破。営業利益率5%超と業界では高水準だ。

実は「D&M誕生の父」(同社幹部)として統合を主導したのは、旧リップルウッドに在籍し、現在はケンウッドの会長を務める河原春郎氏だった。

今回、ケンウッドは日本ビクターとの経営統合に集中するため、巨額の資金投入はしないもよう。ただ、将来的にはベインから株を買い取り、傘下に収めることも検討しているようだ。はたしてD&Mは“親元”へ帰るのか。
(中島順一郎 =週刊東洋経済)

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